Walkable KYOTO

市街地街路での高齢者の歩行・休憩支援に向けたベンチのデザインと設置

京都市中心市街地商店街での取組

高齢期の地域継続居住を考える契機となった研究・活動で、その大きな柱です。

京都市中心市街地の商店街でベンチの設置を複数個所で同時に進めることでそのネットワーク化をはかり、

高齢者の歩きやすい道が増えればと考え、いくつかの研究とベンチのデザイン~設置までを進めました。

この動きを住宅市街地などへも面的に拡大できないかと伏見区の2か所、西京区の1か所で地元の方と計画中です。

2012年度、京北、吉田木工所でのベンチ組立作業風景

北山杉を用いた高齢者向ベンチを数パターンデザインしています。 (2人掛、1人掛、軽量化版など)

 

 

2012年度修士論文(水野聖也君) 京都中心市街地における高齢者の歩行経路と歩行時の休憩空間選択の研究

←高齢者の歩行経路の中心は寺町通でした。

 

 

2014年度、寺町専門店会に設置となった1人掛用ベンチ(2脚)

 

 

他にも京都商店連盟中京東支部の商店街(寺町会-下御霊神社、錦市場)や、

出町茶論(介護予防デイサービス)などで設置しています。

←図らずも寺町通沿いの南北に進んでいます

 

中心市街地商店街でのベンチの設置に向けた研究

2011年度から高齢の来街者が中心市街地・商業地でどのような移動・休憩行動をしているかを3カ年にわたって研究しました。

  • 中心市街地・商業地散策中における高齢者の利用を想定した休憩空間整備の総合的研究、科学研究費補助金、基盤(C)、2011-2013

2011年度は、高齢の来街者はどのような場所、ベンチであれば、散策途上で休憩してもよいと考えるかをCG画像を用いた感性実験によって明らかにしました。

  • 中心市街地の歩行空間におけるベンチ・付帯空間構成要素の高齢者による感性評価
    /友廣裕理 – 2011/修士論文
  • 中心市街地における歩行休憩用のベンチの高齢者による感性評価、
    日本建築学会計画系論文集、vol.80, No.717、2015.11
    /吉田 哲

2012年度は京都の中心市街地でどの道を歩行してきた高齢者が、どのような場所にベンチ設置を望むのか明らかにしました。

  • 京都市中心市街地における高齢者の歩行経路と歩行時の休憩空間選択の研究
    /水野聖也- 2012/修士論文
  • 京都市中心市街地における高齢者向け歩行休憩用のベンチ設置場所の選択
    日本建築学会計画系論文集、vol79、No701、2014.7、pp.1583-1591
    /吉田 哲、水野聖也、安俊相

2013年度は、商店街のどのようなお店(開店・閉店時刻う、操業年数や店主の年齢など)が自店前にベンチの設置を望むのかを明らかにしました。

  • 京都中心市街地商店街の個店における高齢の来街者向けベンチの設置意向、
    日本都市計画学会、都市計画論文集、No.49-3、2014.10、pp795-800
    /吉田 哲

中心市街地・商業地への来街者の行動、心理の研究

京都の中心市街地・商業地での高齢者の歩行経路および歩行時の休憩場所の選択傾向の研究や、歩行空間に設置されたベンチでの休憩行動の時間や行動の種類の研究、経路探索行動に伴う移動経路上の交差点に位置する建物(POIとしました)の記憶のされ方について分析しました。
商店街に設置される歩行者の休憩用のベンチでの休憩時間は5-10分までのものが非常に多いこと、GPSナビゲーションは、紙面地図を用いた経路探索に比べ、移動途上のPOIをあまり覚えていないことなどを示しました。

  • 経路探索時における交差点の視覚的要素に対する記憶
    ―GPSナビゲーションと紙面地図による記憶の相違―
    /田中裕輔 – 2010/修士論文
  • 京都市中心市街地 ・ 商店街の歩行空間における滞留の研究
    /藤田桃子 – 2009/修士論文
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